段落の見出しには結論を書く

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見出しにはテーマではなく結論を書く

文章を書くとき、段落の見出しに「X とは何か」といったテーマを書いてしまいがち。

読者は「X とはどういうものか」を知りたいので、「X とは Y だ」と結論を書くほうが親切。
見出しに結論が書かれていれば、読者はあとに続く文で何が書かれているか予測しやすいという利点もある。

見出しで意図が伝わるのなら、あとの文は読まれなくてもいい

見出しにテーマを書いてしまうのは、あとに続く文を読者に読んでほしいから。
小説であればそれでいいのだけど、技術記事などの情報をただただ伝えるための文章では良くない。読者はすぐにでも答えを知りたがっている。

この場合、書き手は読者に意図を伝えることが重要であって、全文を読んでもらうことは重要でない。極論、もくじを見れば 8 割くらいわかるという状態がベスト。

テーマから結論に書き換えるヒントの一例

「X は Y ではない」

この場合、読者は「じゃあ X は何なの?」と疑問に思い続けながら読むことになる。

「X は Y ではなく Z だ」 としたほうがよりわかりやすい。

「X でするべきこと」

この場合も読者は「何をすべきか」ということがわからない。
すべきことが復数あるのであれば、 「X ですべきことは 2 つ」 と最初に伝える。
そして小見出しとして「X ですべきこと ① - Y をする」と続けて書く。

すべきことがひとつだけの場合は「X ですべきことは Y」と書けば良い。