意義を大切にしたい

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社会人になって、ソフトウェアエンジニアになって 12 年ほど経つ。
12 年経つと、仕事に対するやりがいも変化してくる。今、その変化の最中だ。

この 12 年でさまざまなサービスやプロダクトに携わり、多くの技術に触れてきた。
規模の小さいものから大きいもの、保守開発や立ち上げと色々やってきた。
技術も毎日新しいことを覚えないと焦りを感じながら、これまでずっと走り続けてきた。

「新しさこそ正義」という考えが自分にある。日々何かしらの新しさを求めながらここまでやってきた。
けど、経験を積むにつれて新しさの感覚は徐々に薄れていく。

10 年目を超えるころにはひと通りの経験はしてしまっている。
経験を積んで、できることは増えた。
けど、なにか煮えきらない気持ちがずっと残り続けていた。

原因は新しさを追い求めていることだろう。
できることが増えてしまったばかりに、以降やることは全部どことなく既視感がある。やる前からどういう結果になるか予測できてしまう。
安定して結果が出せるということなのだろうけど、楽しさはなくなっている。

また再びこれまでと同じように新しさを感じ続けることは不可能に近い気がしている。まったく違う職種に変わるとか、日本を出て海外で働くとかすれば可能なのだろう。
けど、その選択は今となっては選べない。
妻がいて、子供がいる。自分が自分ひとりのものではなくなってしまった。

新しさだけを追い求めることでは、どうにも自分を保ち続けられない。
自分が大切にしていること、大切にしたいことを今一度見直す必要がある。

これまでの経験から察するに、自分は仕事の意義をよく気にしていた。
これから作ろうとしている機能はユーザーにどういう結果をもたらすのか、それをやる理由はなんなのか。
これが納得できているときは新しさがなくても満足できていた。

昔はどの技術を使って実現するかを重要視していたけど今は違う。
技術・経験・知識をもって、何を実現するかのほうが大切だ。そこにある意義が今は重要だ。